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CSISによると、ファイアリクロス(中国名・永暑)礁ではミサイル格納施設や大型レーダードームが建設された。今年2月には八つのミサイル格納施設が確認されており、CSISは「(南沙の)中国の基地の中で最も(軍事化が)進んでいる」と指摘した。
ミスチーフ(美済)礁には巨大なアンテナや小型のドームが整備され、周辺海域の警戒監視能力を高める狙いとみられる。または、スービ(渚碧)礁でも地下施設が建設中で、弾薬庫として使われる可能性があるとCSISは分析した。
先の報道では、米国防総省は6月6日、中国が2016年末時点で、南シナ海の南沙諸島で埋め立てた三つの人工島それぞれに戦闘機24機を収容できる格納庫を建設していたと中国の軍事動向に関する年次報告書で指摘した。