ミャンマーで数百人が避難 武装勢力が警察署襲撃で

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武装勢力が26日、ミャンマー西部ラカイン州の警察署などを襲い、数百人の民間人と現地政府庁舎の職員が避難している。新華通信社が現地メディアの報道を基に伝えた。

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イスラム系少数派の武装勢力がミャンマーの警察施設など30か所を襲撃しした上で、軍事基地に押し入ろうとした。衝突の結果、警官12人が死亡。およそ60人の武装勢力が殺害された。

ロイターによると、1000人以上が襲撃に参加。イスラム系少数民族ロヒンギャが犯行声明を出した。ロヒンギャはミャンマーで宗教的迫害を受けており、同国の国籍も付与されていない。

同紙によると、民間人は基地や国境警察署に避難している。治安当局はラカイン州の村の地雷撤去作業を進めている。

ラカイン州でのイスラム教徒のロヒンギャと仏教徒との民族・宗教紛争は100年以上続いているが、緊張が特に高まったのは、2011年にミャンマーが軍事政権から民主化に舵を切った後の数年だ。2012年に大規模な衝突が起き、7万5000人のロヒンギャがバングラデシュやミャンマー政府による難民キャンプで避難する憂き目を見た。

2016年10月にはロヒンギャの一部武装勢力がミャンマーの国境警備隊施設を襲撃、9人の警備隊が死亡した。これを受けて、ミャンマー軍がラカイン州を武装勢力から「清掃」する大規模作戦を開始し、現在にいたるまで続いている。

これより前、ロイター通信は、米国連大使のニッキ・ヘイリー氏が、ミャンマー政府がイスラム教徒の少数民族ロヒンギャを迫害する問題を調査する許可を要請したと伝えた。

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