米議員ら  「スプートニク」が大統領選挙に「介入」と断定で捜査要請

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米上院議員3人が連名で連邦通信委員会のアジト・パイ委員長に対し、ロシアのラジオ「スプートニク」が米大統領選挙に「介入」した疑いがあるとして捜査を呼び掛けた。

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アンナ・エシュー、マイケル・ドイル、フレ・ペロンの3議員は連名による書簡に次のように記している。

「我々が記しているのは、ロシア政府が財政負担を行っているラジオ網が2016年の大統領選挙に影響を及ぼそうと米国内のラジオ電波を用いた可能性があるという憂慮を招く記事がプレスに掲載されたことへの回答である。」

3人の議員の指摘は、ラジオ「スプートニク」は「米国の政治に影響を及ぼし、選挙を損なう」目的で偽情報を拡散しようと電波を利用する可能性があるというもの。議員らが引用しているニューヨークタイムズ紙の記事には、「スプートニク」が選挙戦の行方に影響を及ぼしえたと書かれている。

議員らは「スプートニク」のワシントンでのFM波105.5ヘルツの放送を指摘しているものの、この放送が開始されたのは2017年7月1日からで大統領選挙からは6カ月以上も経過している。

これより前、米連邦捜査局(FBI)は「スプートニク」がロシア政府プロバガンダ機関として米国外国エージェント登録法(FARA)に違反した活動を行っているとの情報を調査する中で「スプートニク」の元社員のアンドリュー・ファインバーグ氏に対する尋問を行っている。

スプートニクはEU加盟国の政府からの合法的な活動の制限を一度ならず受けている。昨年11月、欧州議会は「第3国のプロパガンダへの対処法としてのEUの戦略的コミュニケーション」と題する決議を採択した

これは欧州におけるメディアの自由に関する議論や、人権擁護者らの非難を呼び起こした。

西側では最近ロシアメディアとの情報戦争の話題が頻繁に聞かれるようになった。

米国の上下両院議員やフランスのマクロン大統領を含む一連の欧米の政治家たちは、米国及びフランス大統領選に介入したとしてスプートニクとRTを非難したものの、いかなる証拠も提示しなかった。ロシアの政府関係者も、このような声明は事実無根だと指摘した。

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