ロシア、敵兵器を故障させる電磁波爆弾を開発中

© Sputnik / Mikhail Voskresenskiy / メディアバンクへ移行ロシア「無線電子技術」社、MAKS2015でのステンド
ロシア「無線電子技術」社、MAKS2015でのステンド - Sputnik 日本
サイン
ロシアで敵兵器を強力なマイクロ波パルスにより故障させる電磁波爆弾(EMP爆弾)が開発中だ。ロシア「無線電子技術」社第一副社長ウラジミール・ミヘーエフ氏がスプートニクに伝えた。

スプートニク日本

以前、ロシアの軍産複合体が高出力電磁場発生器を備えた弾頭を搭載する強力な電磁ミサイル「アラブーガ」について報道があった。それによると、アラブーガは一発で半径3.5キロにある電子機器を故障させ、スクラップの山に変えることができるという。

ロシア第5世代ジェット戦闘機の最新モデル インターネット上に写真が登場【写真】 - Sputnik 日本
ロシア第5世代ジェット戦闘機の最新モデル インターネット上に写真が登場
ミヘーエフ氏はEMP爆弾の兵器への影響度合は異なる可能性があるとして「敵装備や兵器が一時的に故障する通常の妨害効果から、主要電子部品、回路基板、ブロック、システムのエネルギー的、破壊的損傷まで」ありえると述べる。

ミヘーエフ氏によると、2011年から12年にかけて、電子兵器に関する一連の科学研究が行われた。研究終了後、研究結果に関するデータへのアクセスは全て閉じられたほか、EMP爆弾のテーマ自体が最高機密の重要技術のカテゴリーに入れられた。

ミヘーエフ氏は「今日私たちが言えることは、これらの開発全てが、特別な爆破性電磁発生器を搭載する弾や爆弾、ミサイルなど電磁兵器開発に関する具体的な実験設計作業に移されたということだけだ」と指摘した。

ミヘーエフ氏によると、こうした開発は米国や中国など世界の大国全てが進めている。

関連記事

10の危険なもの 最も強力な武器や兵器【写真】

昆虫兵器の歴史 ミツバチは戦闘行為にどう参加したか

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала