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NASA、惑星X捜索の初の結果を発表

© 写真 : ESO/Tom Ruen/nagualdesign太陽系外縁に存在すると言われている謎めいた「プラネット・ナイン」(惑星X)
太陽系外縁に存在すると言われている謎めいた「プラネット・ナイン」(惑星X) - Sputnik 日本
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太陽系外縁に存在すると言われている謎めいた「プラネット・ナイン」(惑星X) が欠けていた場合、他の8つの惑星とその他小さな天体の位置を説明することは非常に困難になる。NASAが報じた。

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マイケル・ブラウン大学のバティギン氏とそのチームは昨年一月はじめ、惑星Xの位置特定に成功したと発表。惑星Xは太陽から410億キロ離れており、地球の10倍思い。

太陽から最も遠く離れた惑星の軌道を観測する場合の問題は、「惑星X」が太陽の周りを一周するのにかかる時間が、専門家の試算によれば1万5千年であるという点にある。

現在のところ、惑星Xの位置はわかっておらず、存在しているという確かな証拠も一切ない。

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第9惑星」の存在を裏付ける唯一の証拠となるのは、海王星の軌道の外側にある「カイパーベルト」に存在する準惑星と小惑星全体の奇妙な運行である。

明らかなのはおおよその軌道だけで、それは残りの惑星の回転面に対して30度傾いている。現在研究者たちは、惑星の発見ないし、確固たる不在の証拠をいち早く掴もうと競争している。

バティギン氏によると今日、惑星Xの存在を最も説得力高く説明する5つの現象が存在している。それは太陽系外縁の小さな天体が珍しい角度で傾いており、他の天体と反対の方向に回っていることなどだ。これはすべて仮説上の惑星の重力の影響と関係する可能性がある。バティギン氏は、ハワイ島にある「すばる望遠鏡」を用いて惑星Xの軌道だと考えられる場所を観察していた際にデータが得られたと述べた。

バティギン氏らは、そのデータにより惑星Xの正確な位置を特定し、本当の物理的得率を明らかにすると期待している。また、バティギン氏によると、データにより、惑星Xがどこからやってきて、太陽系の惑星なのか他の星系の理解をすすめることができる。

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