世界各地の知られざる「死んだ」町【写真】

© Flickr / Damien du Toitコールマンスコップ
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何千人もの町がゴーストタウンに変わる理由は様々だが、「死」を迎えた捨てられた町の重苦しい、人類が滅びたかのような雰囲気は愛好家を引き寄せ続ける。

スプートニク日本

スプートニクはロシアのゴーストタウンについて最近語ったが、今回はロシア以外の、あまり知られていないゴーストタウンを語ろう。

セントラリア(米ペンシルバニア州)。以前は石炭産業が栄えていたが、鉱脈で家事が起き、以降の石炭採掘が不可能になった。

Публикация от G (@fstop.shots) Сен 18 2017 в 4:02 PDT

観光スポットの1つは打ち捨てられた自動車道路で、観光客の写真スポットとなっている。

米ネバダ州にはベルリンという町があるが、ドイツのそれとは似ていない。19世紀末は銀が採れたため、鉱山と数百の家を伴う町が建てられた。

しかし、20世紀初頭には1907年恐慌が起き、人々はこの町を見捨て始め、数年後には完全に空虚な町となってしまった。

ゴーストタウン「ボディ」はカリフォルニア州の、ネバダ州との境近くに位置する。ボディ家は金を採っていたが、他の金鉱夫たちが流入してきた。

19世紀末には金価格が下落し、ボディでの生活は割に合わなくなった。ボディは長らく放置されていたが、後に州立歴史公園に指定された。

Публикация от Milena (@maline76) Окт 4 2017 в 1:24 PDT

スウェルは、チリの捨てられた鉱山都市だ。1904年、銅採掘会社であるブラデン・カッパー社の初代社長バートン・スウェルの名前をとり、スウェルと名付けられた。1970年代には同社は町を引き払い始め、まもなく定住者がいなくなった。

2006年、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に、世界の僻地に作られた町の突出した例として認定された。

アフリカ大陸のナミブ砂漠の、大西洋岸から10キロほどのところにゴーストタウン、コールマンスコップがある。この町は20世紀にはダイヤモンドが採掘されていたが、ダイヤモンドが枯渇すると、人々は去っていった。

フランスのオラドゥール=シュル=グラヌは第2次世界大戦時にナチス軍によって滅ぼされた。

1944年夏、町のレジスタンスがSS少佐ヘルムート・ケンプフェを捕らえた。この情報を掴んだナチス軍は町を包囲し、女子供も含め住人を全て集め、火をつけたり機関銃で射殺した。生き残ったのはわずか数人だけだった。

ヴァローシャはキプロスの町ファマグスタ南部に位置する打ち棄てられた区域。174年のトルコのキプロス侵攻以前はビーチリゾートで、エリザベス・テイラーやブリジット・バルドーなども訪れる場所だった。だがトルコによるファマグスタ占領後、ヴァローシャの住民は数日間町を離れるよう命じられた。

 

 

1984年に国際連合安全保障理事会は、元の住人以外の定住を禁止し、元の住民を戻らせる決議を採択した。しかし、住人は戻ってこず、建物は空っぽのままで残っている。

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