南極の悲劇 3万6千羽のぺんぎん繁殖地でひな大量死 生存は2羽のみ

© Fotolia / Anastasiya Maryankovaぺんぎん
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1万8000組のアデリーペンギンのつがいからなる南極のコロニー(集団繁殖地)でひなが大量死した。デイリー・テレグラフが報じるところ、死因は餓死で生き残ったひなはわずか2羽だという。

スプートニク日本

同紙によると、コロニーがあった南極大陸東部アデリーランドの氷が異常な暑さにより溶け、餌場が遠くなったことが餓えの主な原因。スプートニクはこれに先立ち、南極から1トンの氷塊が分離したと報じた。

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親ペンギンが遠くまで餌を探しに行かざるを得なくなったが、餌を待つひながその間に餓死してしまったと見られる。

南極の海洋生物資源の保存に関する委員会 (CCAMLR)は16日、この問題を話し合う会議を開く予定。同地域に保護区域を創設する提案が出されると見られる。

アデリーペンギンは最も多い種の1つ。フランス人探検家デュモン・デュルヴィルの妻アデリー にちなんでアデリーランドと、同地で発見されたアデリーペンギンの名前が付けられた。

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