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火星の土が初めて再現される 水が火星地中に存在可能か明らかに

© 写真 : NASA/JPL-Caltech火星
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地質学者が初めて火星の土を完全に再現し、マイナスの温度でも液体状の水が火星の地中に存在しうるとの結論に至った。

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論文は科学誌『Nature Communications』に掲載された。

研究者は火星表面の平均温度がマイナス55度で、水はそのままでは液体状では存在できないと指摘する。

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一方、火星の土の中に特別な種類の過塩素酸があることで、地中の水はマイナス55度でも液体状であり続けることが可能だという。

英リーズ大学の研究チームは火星の土を完全に再現し、過塩素酸と水を注入。その後、水が液体状であり続ける条件を調べた。

明らかになったところ、過塩素酸が大量にあることで火星の水は通常、普通の水もしくは海水が凍る温度よりかなり低温になって凍り始める。

研究結果により、火星には超高圧下の生活に適応した生物が存在する可能性があることがわかった。

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