燃えるパリ? 政治亡命のロシア人芸術家がフランス銀行に放火

© Sputnik / Andrey Stenin / メディアバンクへ移行ピョートル・パヴレンスキー氏
ピョートル・パヴレンスキー氏 - Sputnik 日本
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16日、赤々と火が燃え盛るフランス銀行と、その前に立つロシア現代アーティスト、ピョートル・パヴレンスキー氏の写真がSNS上に出現した。写真をツィッターに公開した人物は、パヴレンスキー氏が同日早朝4時に建物に放火した事実を確認している。パヴレンスキー氏はこのアクションのあと、警察に拘束された。

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同様の写真を女性活動家のサラ・コンスタンチン氏も公開し、パヴレンスキー氏はこのアクションで「世界革命の火を燃えたたせている」とコメントし、事件のビデオも公開することを約束している。

ピョートル・パヴレンスキー氏はサンクト・ペテルブルグ出身のアクショニスムの現代アーティスト。スキャンダルを呼ぶ数多くのパフォーマンスであまりにも有名。ロシアのフェミニスト・パンク・ロック集団「プッシー・ライオット」の逮捕に抗議した際は自分の唇を縫い合わせており、赤の広場の石畳に自分の性器を釘で打ち付けたこともあった。地下鉄「ルビャンカ」前のロシア連邦保安庁のドアに放火した際は、裁判で100万ルーブルの罰金を命じられている。

パヴレンスキー氏は2017年1月、妻と2人の子どもを連れてロシアから出ている。亡命の前、パヴレンスキー氏はモスクワのある劇団の女優に対して性的な強要を行った疑いで刑事責任が追及されそうになった。5月、司法の側が刑事事件の追求を取り下げたことが明るみになると、同じ月にフランスはパヴレンスキー氏に対する政治亡命の提供を決めている。

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