ロシア最大級のテロ事件から明日で15年【写真】

© Sputnik / Dmitry Korobeinikov / メディアバンクへ移行ドブロフカ劇場
ドブロフカ劇場 - Sputnik 日本
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2002年10月23日、モスクワで40人からなる武装集団がドブロフカ劇場で観客を人質に取った。

スプートニク日本

10月23日21時15分、3台のマイクロバスに乗ってきた武装した迷彩服の集団が建物に押し入った。その時劇場ではミュージカル「ノルド・オスト」が上演され、観客や俳優、劇場関係者など、100人の学生を含む計800人以上がいた。

テロリストは劇場にいた全員をホールに集め人質にした。人質は計912人だった。

テロリストは建物に爆弾を仕掛けた。

​ホールの壁沿いに5メートル間隔で爆弾が仕掛けられ、自爆ベルトを着用した女らは壁付近でチェスのように市松模様状に立っていた。

ベルトには2キロのプラスチック爆弾と2キロの金属球が入っていた。

​爆発すれば、爆風はお互いに向かっていき、全員を殺害していたと見られている。

10月24日から26日にかけて、テロリストとロシアの政治家、社会活動家、医師、俳優らが交渉を続けた。

しかし、人質解放のための全ての尽力は無駄に終わった。

​大きな犠牲を防ぐため、ロシア連邦保安庁特殊任務センターの部隊による特別作戦実行の決定がくだされた。

10月26日朝、アルファ部隊が突入。

公式データによると、人質解放作戦の過程で40人のテロリストが殺害された。

​750人以上の人質が解放され、67人が死亡した。

事件の後数日間でモスクワの病院に入院した、人質だった人々の数十人が息を引き取った。テロの犠牲者は10人の子供を含む計130人に上る。

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