日本の調査団、南クリル諸島へ出発 観光分野での協力模索

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日本の官民調査団が26日、南クリル諸島(北方四島)に向け、根室港をチャーター船で出発した。31日までの日程。共同通信が伝えた。

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4つの島での露日共同経済活動の実現をにらんだ取り組みで、6~7月に続き2度目の調査になる。今回は、露日首脳が合意した共同経済活動5項目のうち、主に観光分野での協力の在り方を模索する。関係先を視察し、ロシア側関係者から説明を受ける。

団長を務める長谷川栄一首相補佐官は「今回の目的は(ロシアとの)プロジェクトづくりだ。具体化へ前進したい」と述べた。日本政府は視察結果を踏まえ、協力計画の策定に着手する。安倍首相は11月にベトナムで開く露日首脳会談で、計画実施に向けた作業加速を確認したい考えだ。

観光分野での協力を優先的に検討するのは、他の産業分野よりも実現可能性が高いと判断しているためだ。調査団は、観光資源として期待できる景勝地や関連施設を中心に視察する予定。9月の首脳合意を受け、調査団は海産物の養殖、温室野菜の栽培などに関する協力項目についても実現可能性を探る。

ロシアのモルグロフ外務次官によると、今回の調査団訪問の総括として、2017年末から2018年初めにも両国による2つの作業部会と外務次官級協議が予定されている

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