ハリケーン「オフィーリア」上陸後のりんご園の写真がSNSを魅了する

ハリケーン「オフィーリア」が直撃したアイルランド南西部クロンメルのりんご園のオーナーは、「オフィーリア」によってりんごが全滅、あるいはさらに悪いとこに枝が折れのではないかと心配したが、「オフェーリア」はりんご園のオーナーを困らせるのではなく、手助けしてくれた。「オフェーリア」はりんごをそっともぎ取り、木の下一面に敷き詰めた。

スプートニク日本

デイリー・メール紙によると、同リンゴ園のりんごは、アイルランドのリンゴ酒「Bulmers（ブルマーズ）」用に使われている。「オフェーリア」の影響でりんご園は冠水、水によってりんごは落下しやすくなったが、驚いたことにりんごは被害を受けずにすんだ。

この珍しい自然現象を写真家のジョナサン・ライアン氏とトニー・イガン氏が撮影した。２人の写真はSNSですぐさま拡散し、シェア数は数千件となった。

りんご園のオーナー、C&C Groupは、りんごがだめになってしまわないように、りんごの処理速度を速めると発表した。近いうちにもりんごを収穫し、生産に入る予定。

大西洋で発生したハリケーン「オフェーリア」は、１０月中旬に英国とアイルランド沿岸部に上陸した。「オフェーリア」の影響で少なくとも３人が死亡、数十万棟が停電した。