米3地方選で民主勝利

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米南部バージニア州知事選の投開票が7日実施され、民主党のラルフ・ノーサム副知事がエド・ギレスピー元共和党全国委員長を大差で破った。来年の中間選挙まで1年を切る中、米社会の分断を煽ると批判されてきたトランプ大統領への審判ともみなされる選挙に注目が集まっていた。共同通信が伝えた。

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東部ニュージャージー州知事選とニューヨーク市長選も7日投開票され、民主党候補が勝利。ニューヨーク市の現職ビル・デブラシオ市長は自身を含めた民主党3候補の勝利について「ホワイトハウスにメッセージを送った」と演説した。

昨年の大統領選で激戦州の一つだったバージニアでは、民主党のクリントン氏が5ポイント以上の差で勝利。知事選でも当初、ノーサム氏優勢だったが、厳格な不法移民対策を掲げるギレスピー氏がノーサム氏の「弱腰」を中傷するCMを放映するなどして急迫していた。米メディアによると、開票率99%の段階でノーサム氏が8ポイント以上の差をつけている。

来年の中間選挙の前哨戦と位置づけられる一戦を制した民主党は、上下両院奪還の布石としたい考えだ。「反トランプ」で党内の結束を図る一方、トランプ氏の強硬な姿勢に抵抗を覚える無党派層への食い込みを狙う。

共和党は、不人気な大統領が選挙戦で負担になる可能性が示されたことで、戦略の練り直しを迫られそうだ。

アジア歴訪中のトランプ氏は7日のツイッターでノーサム氏を批判する投稿を連発し「エドを選べば犯罪は減り、経済は好転する」と呼び掛けていた。民主党もオバマ前大統領が応援演説に駆けつけた。

NHKによると、トランプ氏はツイッターに「ギレスピー候補は一生懸命やったが、私の政策を擁護しなかった」と書き込み、敗因が自らとは無関係だと主張している。

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