日本兵18人の遺骨、サハリンで日本側に引き渡しへ

CC BY 3.0 / 100yen / Karafuto(Sakhalin) overlooked from the Soya cape (Cropped photo)日本兵18人の遺骨、サハリンで日本側に引き渡しへ
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日本の厚生労働省の代表団9人が14日夕方、日本兵18人の遺骨を故郷に持ち帰るため、ロシア・サハリン州のユジノサハリンスクに到着する。社会団体「ロシア捜索運動」サハリン支部の責任者アルチョーム・バンドゥーラ氏によると、これらの遺骨はサハリン州の捜索隊がサハリン島とクリル諸島(千島列島)最北端のシュムシュ(占守)島で発見したものだ。

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バンドゥーラ氏の話では、16日にサハリン中部のスミルヌイフで捜索隊から日本側代表団に、一連の書類や遺骨のそばで見つかった個人的持ち物とともに日本兵の遺骨が引き渡される。18日には、遺骨がスミルニホフスキー地区のオルロフカ川で火葬に付され、代表団は埋葬のため遺骨を持って21日に日本へ出発する。

日本側に引き渡されるのは、今回スミルニホフスキー地区での発掘作業で発見された3人の遺骨と、「2016年から17年のシュムシュ島での発掘作業で発見された15人の遺骨」(バンドゥーラ氏)。バンドゥーラ氏は、「昨年シュムシュ島では12人の日本兵の遺骨が見つかり、その多くが戦車兵だった。遺骨は日本軍の破壊された複数の戦車のそばで見つかり、制服の一部も確認された。襟章から判断すると、1人は軍曹だった。記章と判子が見つかった者もおり、その判子には『ふくだ』という苗字も読み取ることができた」と述べている。

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