安保理、ロシア案否決 シリア化学兵器調査

© 写真 : Thomas Park安保理、ロシア案否決 シリア化学兵器調査
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シリアでの化学兵器を使った攻撃を調査する、国連と化学兵器禁止機関(OPCW)の合同調査機関の任期に関してロシアが提出した決議案は、必要な数の賛成票を得られなかったため、国連安全保障理事会を通過しなかった。「スプートニク」特派員が伝えた。

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ロシアによる決議案に賛成したのは、ロシアと中国の常任理事国2カ国と、カザフスタン、ボリビア。反対票を投じたのは米国、英国、フランス、スウェーデン、ウクライナ、イタリア、ウルグアイ。エチオピア、日本、エジプト、セネガルの4カ国は棄権した。その結果、採決にかけられたロシアの決議案は必要な数の賛成票を得られなかった。

同調査機関の任期を現在の形のまま延長する、米国が提出した決議案に対して、ロシアは16日、拒否権を行使した。

国連とOPCWの合同調査機関は17日に任期切れを迎える。日本は、同調査機関の任期を30日間暫定的に延長する決議案を安保理に提出している。

安保理ではニューヨーク現地時間17日11時に、この問題に関する非公開の会議が開かれる。

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