「昭和天皇独白録」原本、NY競売で3千万円で落札【写真】

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昭和天皇が戦後、太平洋戦争に関する出来事を回想した「昭和天皇独白録」の原本が6日、米ニューヨークで競売に掛けられ、27万5千ドル(約3090万円)で落札された。共同通信が伝えた。

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FNNニュースが伝えたところによると、「昭和天皇独白録」では、昭和天皇が太平洋戦争の開戦やポツダム宣言などについて語った内容が書かれている。原本は昭和天皇が戦前から戦後にかけての回想録とニューヨークで競売に掛けられた。

オークション担当者は「173ページ分の昭和天皇の思いが詰まっていて、このような文書はほかにない」と話した。

先に競売会社ボナムスは「20世紀の日本の歴史を理解する上で鍵となる資料」としており、落札額を10万ドル(約1100万円)以上と予測していた。

「昭和天皇独白録」を記録したのは、当時、宮内省の御用掛だった元外交官の寺崎英成さんだった。寺崎さんの米国人の妻が寺崎さんが死んだ後、原本を米国に持ち帰り、遺族が保管し続けていたという。

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