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露日物理学チーム、グラフェンと量子ドット基に唯一無二の太陽電池を開発へ

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国家研究原子力大学・モスクワ工科物理研究所(MEPhI)とサンクトペテルブルク国立情報技術機械光学大学、法政大学の国際研究チームが、グラフェンと量子ドットを基にナノハイブリッド素材を作る研究をはじめた。プロジェクトの目的は、太陽電池に用いるコントロールされた光学的・光電的特性を持つ素材を作ることにある。最終的な成果は、既存の類似品を超える性能の太陽電池のプロトタイプ開発となる予定。

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量子ドットを用いたナノハイブリッド素材作成のためにグラフェンが選ばれたのは偶然ではない。グラフェンは炭素原子1つ分の厚さしかない結晶構造を持つ炭素原子のシート状の物質。珍しい性質を有しており、その中には高い導電性がある。このためにグラフェンはナノエレクトロニクスで求められる、将来性の非常に高い素材なのだ。

MEPhIのイーゴリ・ナビエフ教授は「既存の太陽電池の効率を上げる方法を明らかにする科学的研究作業を行う。プロジェクトの最終的で完全な成果は、現行のものより一層高い効率性を持つ太陽電池のプロトタイプだ」と述べた。

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