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ウラー容疑者は、「トランプよ、おまえは国を守るのに失敗した」と投稿した。現時点では、容疑者のアカウントは削除されたという。
ニューヨークタイムズ紙によると、ウラー容疑者は予審判事に対し、シリアなどでの「ダーイシュ(IS、イスラム国)」の施設に対する米国によ
る空爆への「復讐」として爆弾を爆発させたと述べているという。犯行の場所はクリスマスのポスターを見て選んだとしている。
トランプ氏が6日、エルサレムをイスラエルの首都だと正式に認定したことをきっかけに、イスラム諸国は一斉に反発し、パレスチナ自治区ガザからのロケット弾発射とイスラエル軍による報復攻撃が続くなど緊張が高まっている。
先に伝えられたところによると、ウラー容疑者は、昨年ベルリンで発生したクリスマス市への攻撃に「感化され」、テロを実行する場所を選んでいた。2016年12月、ベルリン中心部のクリスマス市にトラックが突入し、12人が死亡、48人が病院に搬送された。ドイツ政府はこれをテロ事件と断定し、このトラックを運転していたとして捜査当局が行方を追っていたチュニジア人のアニス・アムリ容疑者(24)は警察との銃撃戦の末、イタリア北部のミラノで殺害された。アムリ容疑者はダーイシュに関わっていた。