中国沖タンカー事故 油汚染の面積が109平方キロメートルに達する

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東シナ海で貨物船と衝突し、沈没したイラン企業所有の石油タンカーの事故で、油が総面積109平方キロメートルの範囲に広がっている。中国国家海洋局が発表した。

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原油の一種「コンデンセート」13万6千トンを輸送していた、イランの海運会社が所有するパナマ船籍のタンカー「SANCHI」が6日夜、中国東岸沖で香港船籍の貨物船「CF CRYSTAL」と衝突。その後、船上で爆発を起こしたのち、14日にタンカーは沈没した。

リモートセンシング衛星の画像によると、約69平方キロメートルの範囲が集中的に油で汚染されており、より汚染の少ない領域がさらに約40平方キロメートルある。

また中国国家海洋局は、第31ステーションから海水サンプルを採取した。分析によると、一部のサンプルから海水品質基準値の最大許容値を超える油汚染が検出された。

サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると、中国当局は油の流出を止めるためにタンカーの沈没場所にダイバーを派遣する方針。

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