国際協力銀行、ソチ投資フォーラムで遠隔医療プラットフォーム「ドクティス」への投資表明

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15日、ロシア南部の都市ソチで行われているロシア投資フォーラムにて、国際協力銀行(JBIC)とロシア直接投資基金(RDIF)は、医療分野における新プロジェクトへの投資意向を表明した。両者は昨年9月に共同投資の枠組み「Russia-Japan Investment Fund(RJIF)」を創設している。

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フォーラムの枠内で、遠隔医療プラットフォーム「Doctis(ドクティス)」への出資について合意文書が交わされた。ドクティスは「デジタル・メディカル・オペレーションズ」社が2016年に始めた新しいオンライン医療サービス。国土の広いロシアでは家庭で行う治療の需要が高く、3〜5年後にはロシアの民間医療サービスの3割を遠隔医療が占めると言われている。

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国際協力銀行の前田匡史(まえだ・ただし)副総裁は「今後、日本の様々な医療技術・医療器具などをプラットフォームにのせ、ロシアのマーケットに広めていくことになる。これまでロシアにおける投資案件と言えばB to Bだったが、今回のプロジェクトによってB to C分野の新しい可能性が開く 」と話している。

ロシア直接投資基金のキリル・ドミトリエフ総裁は「日本の医療技術は非常に高い。多くの日本企業がJBICを通して協力してくれれば、ロシア中にたくさんいる患者に質の高い医療を提供できるだろう」と期待を見せた。

現在、ロシア製薬大手「Rファーム」への投資案件について最終協議が進められている。RJIFの投資案件は、ここ数か月のうちに合わせて6件にのぼる見込みだ。

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