CIAは常に他国選挙に介入していた=NYT

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米中央情報局(CIA)は創設時から他国の選挙に介入していた。ニューヨーク・タイムズ(NYT)がCIA元職員や米国の専門家の話として伝えた。

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CIAでロシア担当チーフとして30年務め、2015年に退職したスティーブン・ホール氏はNYTに「情報部員に、ロシアがルール破りや何か変わったことをしたかと尋ねれば、答えは『いや、全く』となる」と述べる。

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ホール氏はさらに、米国が歴史的に選挙介入作戦を行っており、「今でも続けていることを願っている」と強調した。

70年代に米上院でCIAを調査することからキャリアをスタートしたロック・ジョンソン氏は「私たちは1947年のCIA創設時からそうしたことを行ってきた」とした上で、「私たちはポスター、パンフレット、メーラー、バナーなどを利用した。海外の新聞に虚偽の情報を植えつけた。 我々は、英国が『キングジョージの騎兵』と呼ぶものを使った。つまり、現金のスーツケースを」と述べた。

同紙によると、CIAは1950年代にイランとグアテマラで選出された指導者の政権を転覆させ、60年代には他のいくつかの国でクーデターを後押しした。CIAはまた、暗殺を手配してラテンアメリカやアフリカ、アジアで反共産主義的政府を支持した。

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カーネギーメロン大学のドブ・レービン氏は、米国が1946年から2000年にかけて81件の選挙介入を行ったと算出した。また、NYTによると、米国はロシア共産党のジュガーノフ党首が当時のエリツィン大統領に勝利することを恐れて、1996年のロシアの選挙にも介入した。

前回の米大統領選挙に関して、CNNによると、マラー特別検察官が、介入の疑いがあるロシア国籍の13人とロシアの3団体を起訴したと発表。ローゼンスタイン司法長官は、彼らがいわゆる情報戦を行っていた疑いがあると認めつつ、こうした行為で選挙結果が変わったとは主張しないと述べた。

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