また米軍機の事件 F16戦闘機が小川原湖に燃料タンクを投棄 環境被害は?

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20日、青森県の三沢基地に所属する米空軍のF16戦闘機が離陸後にエンジン火災を起こし、近くの小川原湖に燃料タンクを投棄した。警察は湖周辺の道路5キロを通行止めにした。日本外務省は米国側に詳細な情報の提供を求めた。けが人はなかったが、警察は環境被害の規模の確認を急いでいる。

スプートニク日本

通信社スプートニクは、ロシア連邦自然利用監督局に、航空燃料が流出した場合の環境被害についてコメントを求めた。自然利用監督局は次のような見解を示した-

航空燃料は最も軽い燃料の一つだ。すなわち航空燃料は、水の表面からすぐに蒸発する構造になっている。そのため今回のケースでは大きな環境被害は避けることができると考えられる。

ロシア科学アカデミー・シルショフ海洋学研究所の地質学鉱物学博士、ニーナ・ネミロフスカヤ氏は、ロシア連邦自然利用監督局のコメントに同意し、航空燃料は最も軽いため、被害は最小限ですむ可能性があるとの考えを表した。なおネミロフスカヤ氏は、いずれにせよ複数の重要なニュアンスを考慮する必要があるとし、次のように説明した-

今回のケースでは現場で今どのような風が吹いているのか、燃料が岸からどのくらい離れているのかにすべてがかかっている。なぜなら石油は岸辺で非常に長い間分解され、これに対処する方法はまだ見つかっていないからだ。今回の場合一番重要なのは、湖の航空燃料の残り、樹脂の塊が岸にたどり着かないようにすることだ。

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