小野寺防衛相、中国の原子力空母計画に懸念

© AFP 2023 / Jim Watson日本の小野寺防衛大臣
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日本の小野寺防衛相は2日、中国企業が同国初の原子力空母の開発を進める計画を明らかにしたことについて、「中国は、より遠方の海域で作戦を推進する能力を着実に構築している」と述べ、懸念を示した。NHKが伝えた。

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小野寺氏は記者会見で、「中国は、継続的に高い水準で国防費を増加させ、海上戦力を含む軍事力を、透明性を欠いたまま広範かつ急速に強化しつつ、周辺海空域等における活動を急速に拡大・活発化させて」いるとしたうえで、「中国が保有する初の空母となった『遼寧』の太平洋進出を含む訓練を継続させるとともに、国産空母の開発などを推進しており、これにより、より遠方の海域において作戦を遂行する能力を着実に構築している」と語り、懸念を示した。

また、「引き続き、空母も含め、中国の軍事動向について、防衛省として、強い関心を持って注視して」いくとも述べた。

共同通信によると、先に中国国有の巨大企業「中国船舶重工集団」が今後の発展目標などを示した「綱要」を発表し、原子力空母の建造計画を進めていることを明らかにしていた。原子力空母は通常動力型と比べ、燃料補給の必要がないことなどから機動能力が格段に勝る。中国は遼寧省大連で国産1隻目として通常動力型の空母を建造中。さらに上海の造船所で2隻目の国産空母の建造計画が進んでいるという。

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