エミレーツ航空が窓無し機体を購入したわけ

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エミレーツ航空が先日買い入れたばかりのボーイング777-330ERのファーストクラスの機内を公開した。機内の一番の特徴は一般に壁にある窓がなく、そのかわりにいわゆるバーチャル・ウインドーがついている点にある。

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機内には円形のスクリーンが設置してあり、そこに同機の外壁に設置されたカメラがとらえる映像が映し出される仕組み。

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エミレーツ航空のティム・クラーク社長は、画面の映像は普通の窓から臨む光景より質的に優越していると豪語しており、将来的にはひとつも窓のない航空機を使用する予定だと語っている。クラーク氏によれば、こうしたソリューションのほうが機体は軽量化され、スピードもアップし、経済的であるほかに、構造上弱い部分を省くことができるなど利点が多い。

一方でクラーク氏のこうした見解に万人が賛同しているわけではない。英クランフィールド大学のグレン・ブライトエイト教授は、こうした窓のない機体でのフライトに不快感を感じる乗客も中にはでてくると危惧しており、閉所恐怖症の発作を起こすこともありえると警鐘を鳴らす。この他、緊急事態発生で客室乗務員が窓の外の状況を確認しなければならない場合、窓のない機体は大きな問題を引き起こすことが懸念されている。

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