伊紙 「米、リビア空爆の実際の規模を隠蔽」

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米国の無人航空機が2011年以降、少なくとも550回の空爆をリビアで行い、この数字は米議会向けの報告書で述べられた回数より著しく多いと、レプブリカ紙が伝えている。

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空爆の規模は、調査を行った人々の考えでは、米軍によって公式に発表されたものを著しく上回っているという。例えば、国防総省の半期報告書の一つでは、リビアで145回の空爆が行われたと述べられているが、シチリア島にあるシゴネラ基地の無人航空機部隊の元指揮官が同紙に述べたところでは、この期間に同部隊の無人航空機は241回、戦闘に向け離陸し、243発のヘルファイアミサイルを発射した。

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リビアでの空爆は、記者らの指摘によると、シルト市が陥落した後でさえも続いた。同市は、カダフィ大佐の政府軍の主要な要塞で、その攻略が北大西洋条約機構(NATO)の作戦の目的であると言われていた。オバマ大統領が、そしてその後トランプ大統領が権力の座に就いても空爆は中止されず、より表に表れないものになっただけだったと、記者らは考えている。

オバマ大統領の2期目が2017年1月に終わる時までに、記者らの集計によると、550回を超える空爆が行われた。その結果、リビアでの作戦は規模において、米国とその同盟国によるパキスタンやイエメン、ソマリア(それぞれ430回、319回、94回の空爆)での類似の軍事作戦を凌いでいる。

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