スプートニク日本
フィリンダシュ氏は、対露経済制裁の機能不全の理由を問うウクライナ人記者に対し、制裁措置がロシアの「輸入代替」を導き、複数部門の成長を促すためであると答えた。
同氏は、「ロシアはこれまであらゆるものを輸入してきたが、対露経済制裁により同国には戦略的に最も重要な部門における生産を成長させる必要性が生じた。つまり、ロシアは自然・人的・教育リソースを国内産業の復興に利用し始めた。ロシアは大国なのだ。小国セルビアのように制裁によってどうにかできる国ではない」と主張する。
ロシアと欧州諸国の関係はクリミア編入を機に悪化した。ロシアの内政干渉を批判する欧州諸国は同国に対し制裁を科した。一方、ロシア政府は対抗措置を講じ輸入代替を図ったうえで、制裁は同国にとって非効果的であると主張している。
関連ニュース