M・ジャクソン死後リリースの数曲、別人だとソニー認める? ファンは当初から疑問視

© AP Photo / Joel RyanMichael Jackson, cantante estadounidense
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マイケル・ジャクソンのアルバムを販売するSony Music Entertainment社が裁判で、マイケルの死後に出されたアルバム収録の数曲のボーカルを別人が歌ったと認めた。

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アルバム『Michael』は、マイケルの死から1年半経った2010年に発売。リリース半年前には、12曲がプロデューサーであるエディ・カシオ氏の家で2007年秋に録音されていたとの報道が流れ始めた。うち3曲「Monster」「Keep Your Head Up」「Breaking News」は疑惑の曲だったが、結局アルバムに収録された。

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CD制作に立ち会っていたマイケルの家族はアルバム発売前に、ボーカルがマイケルだとの主張に公然と疑念を表明し始めた。

これを受けて、マイケルの遺産を管理するマイケル・ジャクソン・エステートとソニーが調査実施を声明。アルバム前のシングルとして「Breaking News」をリリースする前日、調査結果を発表。ボーカルがマイケルによる本物だと結論づけた。

だがアルバムリリース後、3曲への疑惑は強まるばかり、ファンは可能性のある歌手を挙げ。その中にはR&B歌手のジェイソン・マラキが入った。2013年、フェイスブックでマラキは間接的に録音への関与を認めたが、投稿を後に削除。ハッキングされたと主張した。

2014年にはファンのベラ・セロヴァがSony Musicとマイケル・ジャクソン・エステートを相手取り民事訴訟を起こし、詐欺と消費者の権利保護法に違反したと訴えた。対する2団体は、ボーカルが誰の声であっても、権利者としてマイケル・ジャクソン「ブランド」で曲を発売できると主張した。

2018年8月23日、エンタメメディア「KarenCivil」が、裁判の資料のコピーを手に入れた。それによると、裁判でSony Musicは、疑惑の3曲が実際に、他の人物によって盗まれたものだと認めた。

判決はまだ出ていない。メディア「Vibe」が伝えるところ、Sony Musicとマイケル・ジャクソン・エステートが刑事訴訟を受ける可能性もある。

ヴァラエティー誌によると、ソニーはその報道を否定している。

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