日本人パラ選手、義手の片腕に弓を持ちバイオリン演奏【動画】

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パラリンピック水泳に日本代表として出場した看護師、伊藤(旧姓・野村)真波さんは、さらなる才能を秘めている。義手の片腕を使ってバイオリンを演奏するのだ。ニュースサイト「ソラニュース24」が伝えている。

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高校生の頃、病気の人々を助けたいと看護師を志した伊藤さんは、看護専門学校に在学中、交通事故に遭い、右腕の切断を余儀なくされた。だが夢を諦めず、日本初の片腕義手の看護師となり、リハビリの一環として障害者水泳を本格的に始めた。その翌年の2008年には、北京パラリンピックに出場して100メートル平泳ぎ4位、100メートルバタフライ8位の成績を残し、2012年のロンドンパラリンピックでは100メートル平泳ぎ8位に入り、世間に広く知られるようになった。

しかし、伊藤さんにとって可能なのはこれだけではない。バイオリンの弓を特別な義手に装着し、もう片方の腕で楽器を支え、信じられないほど素晴らしい演奏を実現するのだ。伊藤さんは各地で講演会を開き、自らの経験を語るとともに、バイオリンの演奏も披露している。その絶妙で感動的な音色は、まるで聴く者に伊藤さんの勇気と決意を感じさせるようだ。

スポーツや音楽の世界での自らの活躍により、伊藤さんは日本の若き女子アスリートだけでなく、若きバイオリニストにとっても、素晴らしい手本の1人となっている。

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