ベネズエラ大統領 あのトルコの「塩ふり」名人のステーキに舌鼓で国民が怒り心頭【写真】

© AP Photo / Seth Wenigベネズエラのマドゥーロ大統領
ベネズエラのマドゥーロ大統領 - Sputnik 日本
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経済危機にあえぐベネズエラ国民は、自国のマドゥーロ大統領が夫人同伴で有名なトルコのステーキハウス「ヌスレット・ゴクチェ」で舌鼓をうったと知り、怒り心頭している。

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「ヌスレット・ゴクチェ」はトルコの有名なステーキハウス。コック長のヌスル・ゴクチェ氏は高い位置から優雅に塩を振り、見事なナイフさばきで肉を切り分ける技でよく知られており、これを賞味したさにはるばる訪ねてくる有名人も多い。

ゴクチェ氏は自らマドゥーロ大統領夫妻を肉料理でもてなした上に、バースデーケーキと葉巻と自分が塩を振るジェスチャーがプリントされたオリジナルTシャツを2枚、プレゼントした。

マドゥーロ大統領夫妻の訪問が知られるところとなったのは、ゴクチェ氏が自らのインスタグラムにその時の様子を撮影した動画をアップしたのが原因。ところがゴクチェ氏はこれだけの不満、批判が集中するとは全く予想していなかった。

おびただしい数の不満コメントのひとつ、ジャヴィエルハラマドリッドさんの弁はこうだ。「今日、9月17日、マドゥーロがトルコにある、あの大バカ者のシェフがトルコでやってるレストランで大宴会をもよおし、それでシェフが数千ドルを儲けている間に、ベネズエラではこの1日で、腹を空かせて25人以上が死んだ。しかもその大半が子どもだ。」

​ゴクチェ氏はしばらくしてインスタグラムから問題の動画を削除したが、動画の方は瞬く間に広がり、ネット上を独り歩きしたため、マドゥーロ大統領はテレビに出演し、これはゴクチェ氏からの招待であったと弁明をせざるをえなくなった。マドゥーロ大統領は、イスタンブールに寄ったのは中国からの帰途の2時間余りのことであり、食事はトルコ政権とシェフの招きによるもので、これは金を払ってプライベートの訪問をしたわけではないと説明をした。

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