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自撮りを試み、累計259人死亡 観光地で「自撮り禁止区域」を設置すべきと学者が警告

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ジャーナル・オブ・ファミリー・メディシン・アンド・プライマリ・ケア誌で発表された新たな研究によると、2011~17年の間に、非常に危険な状況で写真を撮ろうと試みた際に259人が死亡している。

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全インド医科大学の研究者らが、世界中の英字新聞で発見された数々の事例を分析し、自撮り(セルフィー)を試みたことにより死亡した人が2011年には僅か3人だったことを発見した。この人数は、2015年には50人、2017年には93人に増加していた。

著者らは結論で、「自撮りそのものは有害ではないが、自撮りに伴う人間の振る舞いは危険だ」として、「一定の危険な振る舞いと、自撮りが行われるべきでない危険な場所に関して、個々人が教育を受ける必要がある」と書いている。

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著者らは、水深が深かったり、山の頂上や高層建築物があったりする観光地について、不必要に自分の命を危険にさらすことがないよう人々を守るため、「自撮り禁止区域」として宣言されるべきだと付け加え、「ソーシャルメディアに写真を投稿し『いいね』やコメントの形で報酬を得て『クールになりたい』という願望が原因で、通常は若者や観光客が頻繁に被害に遭っている」と書いている。

水深の深さが最大のリスクとなっており、70人が溺死している。すぐ後に2位で続くのが、列車の前を走るなど輸送機関に関連するリスクで、51人が死亡しており、さらに48人が転落により死亡している。その他の死亡例は、感電や動物、銃器によって引き起こされている。

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