中国、預金準備率引き下げへ 人民元は大幅下落

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中国人民銀行(中央銀行)は7日、金融機関から預金の一定割合を強制的に預かる預金準備率を15日から1.0%引き下げると発表した。産経新聞が7日に伝えた。

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同紙によると、引き下げは今年に入り3回目で、人民銀は7500億元(約12兆4千億円)を市場に供給する効果があるとしている。

中国では米国との貿易摩擦が激化する中で景気の先行き不透明感が強まり、上海の株式市場は年初から15%、人民元の対ドルレートも9%程度、それぞれ下落している。

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人民銀は準備率引き下げで零細企業などへの貸し出しを強化し、実体経済を下支えする狙いだが、「今回の措置は流動性の不足を補うもので、金融緩和ではない」ともしている。

一方で、8日付の日本経済新聞によると、中国で国慶節(建国記念日)の休暇明けとなった8日、人民元はドルに対し大幅に下落し、1年7カ月ぶりの安値をつけた。預金準備率を引き下げるとの人民銀による7日の発表を受けて、当局が元安を容認しているとの見方が強まりつつあるという。

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