父親の悪癖は子どもと孫に反映=研究結果

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喫煙者の父親を持つ子や孫は知能指数(IQ)や知性が大きく下がる可能性がある。研究チームは「喫煙する」マウスで実験を行い、科学誌『PLoS Biology』に結果を掲載した。

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ニコチンが喫煙する母親の卵細胞にある特別な印の構造を変え、子供が注意欠陥障害および他の行動障害になりやすくなる傾向はすでに観察されている。

チームは今回、母親ではなく父親が喫煙者だった場合も、同様の影響があるかを調べた。

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研究ではネズミを2グループに分けた。第1グループは普通の水を飲んで育ち、第2グループはニコチンを溶かした水を飲んだ。生育はおよそ12週間続けられ、適度に喫煙する人が毎日体内に摂取するニコチン量と同じ量をネズミは摂取した。

その後、母親にタバコやニコチンを摂取したことがないメスを用い、子どもの発達具合を調査した。

子供が成長すると、研究チームはその子供を「クリーン」なメスのもう1世代と交配させ、同様の観察を行った。

両方のケースで、チームは知性の発達レベルで深刻な偏差を記録した。「喫煙ネズミ」の子供や孫は迷路に入れられた時、「非喫煙」ネズミより出口を探す時間がかなり長く、出口の位置を記憶する力がかなり劣っていた。

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