専門家、「米壊滅の確実な方法」を指摘

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地球物理学上の条件に関して危険な米国内の地域に対して超大出力の核兵器を使って攻撃した場合、同国の確実な壊滅につながると、軍事専門家で地政学問題アカデミー会長、軍事学博士でもあるコンスタンチン・シブコフ氏が「軍事産業クーリエ」紙に寄稿した論文で述べている。

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シブコフ氏によると、ロシアにとって、西側による侵略を未然に防ぐために、ソ連に倣って数量の点で米国と核軍拡競争を競い合う意味はない。その代わりにシブコフ氏は、科学技術的側面における「非対称的対抗策」を提案している。シブコフ氏は、TNT換算で100メガトンを超える出力の核弾薬を開発するテクノロジーをロシア政府が保有していると指摘。

「大型ICBM(大陸間弾道ミサイル)、あるいは超長距離魚雷向けにそのような弾頭を40~50発開発すれば、そのような兵器の少なくとも数発を、地球物理学上の条件に関して危険な米国内の地域にまで到達させることが可能になる。そのような攻撃は、国家としての米国を確実に壊滅させる。このことは再び、大規模核戦争を非合理的なものにし、そのような戦争が発生する可能性をゼロにまで低める」と述べている。

シブコフ氏の見解によると、そのような兵器によって、西側諸国は交渉のテーブルにつくことを強いられ、ロシアに向けられた制限措置やロシアに対する圧力を断念することを強いられることになるという。

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