米主導の有志連合、シリア東部で空爆 15人死亡

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米主導の有志連合がシリア南東部デリゾール県の都市ハジンで空爆を実施した。シリア国営アラブ・シリア通信(SANA)が報じた。

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SANA通信は「シリア南東部デリゾール県の都市ハジンにおける有志連合の空爆により一般市民15人が犠牲となった」と報じた。同通信社はまた、犠牲となった住民は空爆時、ハーリド・イブン・アル=ワリード・モスク近くの住宅内にいたと指摘。

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シリア国営テレビ局イフバリヤ(Ikhbariya)の伝えるところでは、犠牲者の大多数は女性と子供だった。

国際連合の規定する国連平和維持活動(PKO)の枠にとらわれずに軍事介入を行う有志連合は、米軍を主導としてハジンに空爆を実施してきた。SANA通信は今年10月、有志連合が空爆時に白リン弾を使用したと報道。シリア政府は国連に対し、有志連合の空爆を巡り措置を講じるよう要請した。一方、米国防総省はシリアにおける禁止弾薬の使用を否定している。

リン弾は燃焼温度が1200度を超える可燃性物質を拡散する。炎は目が眩む鮮やかな緑色で、濃い白煙を伴う。拡散範囲は数百平方メートルに及ぶこともある。白リン弾の使用は人道的条約によって禁止されている。

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