NASA探査機、太陽接近後に初の信号を送信

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先日、太陽への接近に耐え抜いた探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が、その最初の信号を送信してきた。同探査機は現在、太陽から2410万キロの位置にあるが、これはかつてどの探査機が到達した位置よりもはるかに太陽に近いと、米航空宇宙局(NASA)が明らかにしている。

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NASAのトーマス・ザブーケン科学局長は、「パーカー(・ソーラー・プローブ)は、60年間にわたる科学的進歩の最高点だ。我々は今や、我々の恒星への人類初の接近を実現したのだ。このことは、単にここ、地球上にのみ関連するのではなく、我々の宇宙をより深く理解することにも関わりを持つことになるだろう」と述べている

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NASAによる発表では、受信された信号によって、探査機のステータスが「A」であることが示されているとしている。このことは、探査機の動作状況が良好であることを意味し、データを収集する機器に小さな複数の問題が発生したとしても、それらの問題が自律的に解決されるという。

太陽への最接近時、パーカー・ソーラー・プローブの飛行速度は最高で時速34万3千キロに達し、宇宙船や探査機による飛行速度の新記録を樹立した。

パーカー・ソーラー・プローブは8月、太陽探査のためNASAによって打ち上げられた。同探査機によるミッションは8年間にわたって続けられる予定。プロジェクトの費用は15億ドルと見積もられている。

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