オーストリア外相、「スパイ・スキャンダル」を理由に訪露を取りやめ

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オーストリアのクナイスル外相は、所謂「スパイ・スキャンダル」を理由に、ロシア訪問を取りやめた。オーストリアのクルツ首相が発表した。クナイスル外相は、12月2~3日にロシアを訪問する予定だった。

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先に、オーストリア軍の元大佐が、ロシアのために諜報活動を行った容疑で拘束されたことが明らかとなった。

クルツ首相は9日、記者団に「外相は、元軍人の疑惑に関する情報に反応した。本日、ロシア代表者を外務省に呼び出し、ロシア訪問を取りやめた」と述べ、「現在、司法機関は、疑惑が確認されるかどうかを明らかにしなければならない。今後の行動については、欧州のパートナーと議論する」と指摘した。

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オーストリアのKronen Zeitung紙によると、オーストリア軍の元大佐は、20年にわたってロシアのために諜報活動を行っていた容疑で拘束された。元大佐は、オーストリアの空軍、砲システム、移民問題、同国の大勢の軍高官に関する詳細な情報を収集することになっていたという。

ロシア大使館は、報道に関するコメントを拒否した。

先に、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はオーストリアでロシアのためにスパイ行為を働いていた疑いで容疑者が拘束されたとの情報に不快感を示した。 ラブロフ外相は欧州のパートナーらは伝統的な外交手段をとらず、いわゆる「メガホン外交」に走り寄っているとして、これを厳しく非難した。

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