国際原油が多方向の値動き 供給過多の不安感に屈して伸び悩み

© REUTERS / Sergei Karpukhin/File Photo原油
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国際原油価格は9日、多方向の値動きを見せており、下落を阻止する試みがあまり功を奏していないことを表している。こうした試みは、原油の供給過多への危惧感を前に効力を発揮していない。

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日本時間13時50分、ブレント原油1月先物価格は0.06%高の1バレル70ドル69セントに、WTI原油12月先物価格は逆に0.25%安の1バレル60ドル52セントの値を付けている。

下落を呼んでいる危惧感は国際原油市場の供給過多によるもの。10月初めに過去4年で最高のおよそ20%の供給過多が記録されている。

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しかも専門家らからは、今年4月以来初めて、1バレル70ドル台を切ることもありうるという見方があげられている。

バーンスタイン・エネジー社の専門家らは、「OPEC諸国の輸出は拡大の一途であり、備蓄量も増え続けている。これが原油価格に圧力を与えている。ここで世界経済の成長率の鈍化が依然として原油にとってのリスクの主要ファクターであり続けている」と指摘している。

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