日本センター、医療カイゼンセミナー開催:病院改革の実例を紹介

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6日から7日にかけて、日本センターとロシア保健省は、「ロシアにおける日本年」公式行事の一環として、医療カイゼンセミナーを開催した。両者の共催によるセミナーは昨年に続き2回目。日露が重点的に進めている8項目の協力事項の中でも、ヘルスケア・健康医療分野における協力は大きく注目されている。

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ロシア保健省・国際協力及び広報局のセルゲイ・ムラビヨフ局長は、ロシアは子どもや高齢者を対象にした医療分野で日本側に紹介できる実績があるが、実際の医療機関でカイゼンを実施するにあたり、日本側の協力に大いに期待していると述べた。

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セミナーでは病院経営を支援するコンサルティング会社「アイテック」の関丈太郎社長が講演し、多摩総合医療センター、東京女子医科大学病院など、国内病院の業務改革の実例や、トルコやベトナム、キューバなどで進んでいる、アイテックが関わるプロジェクトについても紹介した。

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アイテックの関丈太郎社長(右) - Sputnik 日本
アイテックの関丈太郎社長(右)

関氏は、病院はその専門性と組織の複雑性ゆえに「見える化」がきわめて難しいが、この「見える化」こそが業務改革の大前提であるとし、患者を中心に考えることの重要性を強調した。
ロシアでも、医療機関におけるカイゼンの必要性は認識されており、ロスアトムによって考案されたプロジェクト「無駄遣いのない病院」が、ロシア保健省によって2016年から始まっている。これにより、一部の病院では待ち時間の短縮や医師の過剰労働が軽減されつつあるが、ロシア全土に広がるにはまだ時間がかかりそうだ。

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