独、3年ぶりにGDP減少

© REUTERS / Hannibal HanschkeGerman Chancellor Angela Merkel awaits the arrival of the new European Parliament President Antonio Tajani at the Chancellery in Berlin, Germany, February 24, 2017.
German Chancellor Angela Merkel awaits the arrival of the new European Parliament President Antonio Tajani at the Chancellery in Berlin, Germany, February 24, 2017. - Sputnik 日本
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今年の第3四半期のドイツ経済は、直前の四半期と比べて0.2%減少した。ヴィースバーデンに本部を置くドイツ連邦統計局が発表した。これは、2015年以降で初めての同国国内総生産(GDP)の規模縮小となる。

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GDP減少の理由の1つとなったのは、ドイツにおける自動車生産の減速。フォルクスワーゲンを巡るスキャンダル(ディーゼルゲート)を理由に有害排出物に対する新たな自動車認可基準が欧州連合(EU)で導入されたことを受け、ドイツの自動車メーカー各社は新基準に適合することを余儀なくされている。今年9月、ドイツにおける新車登録件数は、昨年9月と比べて30%減少した。

それだけではなく、ドイツ経済は米中間の貿易戦争による被害を受けているほか、すぐ後に続いた中国経済の減速による悪影響も受けている。中国のGDPは第3四半期に6.5%増加したが、これは2009年以降で最悪の結果となった。中国はドイツにとって、最重要パートナーの1つであるため、中国経済の成長速度の低下は、ドイツのメーカー各社による輸出の規模に特別な影響を及ぼす。

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