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神経症とうつ病は「ゾンビ細胞」除去によって治療可能か

CC0 / Pixabay/geralt / 細胞(アーカイブ写真)
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研究者らは、不安やうつ病を含むさまざまな神経精神障害と肥満を関連付けるが、これらの関係性については、まだ正確なことが明らかになっていない。新しい研究により「ゾンビ細胞」がこの問題に関係している可能性があると、科学系メディア「サイエンス・アラート」が報じた。

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老化細胞としても知られるゾンビ細胞の呼び名は、ホラー映画のアンデッドに由来する。この細胞は、半死状態にあり、脳に蓄積されることで脳の正常な機能を阻害する。これまでの研究では、ゾンビ細胞は骨粗鬆症や糖尿病、筋力低下など、さまざまな加齢症状の原因となっていることが明らかになっている。新たな研究は、肥満から生じる不安感をこのリストに追加している。

脂質の生成とゾンビ細胞の関連はまだ明らかではない。だが研究者らがこれらの細胞を破壊する薬物をマウスに投与すると、脂肪が消え始め、正常な細胞の増殖が回復した。同時にマウスは、広い場所でも落ち着いた行動をし、迷路の通過が速くなるなど、不安な行動が少なくなり始めた。

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