マイナス60度で50キロ完走【写真】

© 写真 : Maarten Takens極東
極東 - Sputnik 日本
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モルドヴァ出身のエクストリームスポーツ選手がサハ(ヤクート)共和国でマイナス60度の極寒の中、50キロの距離を完走した。マラソンの組織者らが15日、記者団に明らかにした。

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マラソン組織の発表では、完走したのはドミトリー・ヴォロシン氏。サハ共和国のオイミャコンといえば最低気温がマイナス71度にもたっすることのある地球上で最も寒い土地。ヴォロシン氏はそこでマイナス60度の寒さのなかを50キロ完走した。気象台の発表ではこの日の体感気温は67度。

ヴォロシン氏は50キロを6時間で完走。ヴォロシン氏は完走後の会見で次のように答えている。

「自分のスポーツキャリアで一つらい経験だった、宇宙で船外活動を行うのと同じで、激しい寒さと酸素不足に襲われる。どんな装具もこれには太刀打ちできない。走っている最中に顔の凍傷を起こさなかったことを祈る。息をするのはとても難しかった。空中の酸素量はおよそたりないうえに、マスクには氷がはってしまうからだ。そこで役立ったのがフリーダイビングの経験で息を止める練習をしていたことだ。」

このマラソンはチャリティーで小児性脳性麻痺に注意を喚起する目的で行われた。

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