トランプ氏、NATO離脱に何度も言及していた

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米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は米トランプ政権筋の話として、複数の政府高官が昨年複数回にわたり、トランプ米大統領から北大西洋条約機構(NATO)離脱の意向を聞いたと報じた。

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昨年7月に開催されたNATO首脳会議中、トランプ氏は国家安全保障担当の補佐官にNATOの存在意義を疑問視する発言を行い、離脱の意向を漏らしていた。

同紙によると、マティス前国防長官やボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は離脱が欧州での米国の影響力を著しく低下させ、数十年間にわたりロシアを「強化する」と考え、トランプ氏の意図に言及せず米国の戦略を進めるよう急がせた。

NATO軍司令官を務めたジェームズ・スタヴリディス氏は、米国の離脱が「超大規模の地政学的過ち」になると指摘する。

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