露外務省 米による非難は「フェイク」 INF条約めぐり

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ロシアのリャプコフ外務次官は、中距離核戦力(INF)全廃条約に同国政府が新たに違反していると米政府が非難していることについて、米政府は各パートナーに対してフェイクを描き続けていると述べた。

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リャプコフ次官は、「我々には、米国の現在の立場の本質が何にあるのか理解できない。つまり、条約の維持に向けて我々が取り組むことをワシントン側の同僚たちが望んでいるのか、あるいは、彼らがやはり、条約履行の一時停止に続いて条約からの公式で完全な脱退が行われるとの決定を最終的に下したのか、ということだ」と発言。

リャプコフ次官によると、INF全廃条約の履行について米政府に向けられたロシアの要求に関連した複数の問題について、米国がどのように解決しようとしているのか、ロシアには理解できないという。次官は、「それゆえ、ロシアがどのように条約を履行しようとしているのかという問題を我々の目前に提起するというのは、米側からのものとしては少なくとも正しくないし、はっきり言えば扇動的であるだろう」と述べている。

先に、トンプソン米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)は、INF全廃条約を履行していることを示す証拠をロシアが提供しない場合、米国は同条約に関する自国の義務履行を2月に一時停止すると発表。

また、トンプソン次官は、同条約で禁止されているシステムの開発を米国が開始する可能性があると付け加えていた。

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