NASA、火星探査用の超小型人工衛星との通信が途絶える

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米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所は、宇宙に火星探査機「インサイト(InSight)」と一緒に打ち上げられた2機の超小型人工衛星「マルコ(MarCO)」と地球との通信が途絶えたことを明らかにした。

スプートニク日本

NASAが「マーズ・キューブ・ワン(Mars Cube One :MarCO-1)」と名付けたキューブサット(CubeSat)システムの2つの超小型人工衛星「マルコ」は、5月上旬に惑星間空間に打ち上げられた。

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マルコは、火星に着陸する時にインサイトが地球との通信を維持するためにNASAが製造したもので、火星への着陸プロセスを地球に「中継」した。

学者らは危惧を表していたが、マルコは火星まで無事に飛行し、着陸時にインサイトのカメラが撮影した火星の写真数枚をインサイトが「目覚め」、地球との通信を確立する前に送信した。

学者らは、火星と木星の間の空間の詳細な研究やその他の目的のためにマルコを使うことを計画していた。

だが2つのマルコは新年を前にほぼ同時に沈黙し、すでに通信が途絶えてから1カ月以上が経過した。

当時、1つのマルコは火星から100万キロの距離に位置し、2つ目のマルコは火星から200万キロ離れていた。

今のところ、マルコとの通信が途絶えた理由は不明だが、技術的不具合と関連している可能性があるとみられている。

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