ポーランド政府、露大統領、首相をアウシュヴィッツ解放75周年事業に招待

© Flickr / Clark & Kim Kaysアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所
アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所 - Sputnik 日本
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ポーランド政府はロシアのプーチン大統領、またはメドベージェフ首相をアウシュヴィッツ=ビルケナウにあった強制収容所の解放75周年イベントに招待を検討していることを明らかにした。10年前にロシアのスモレンスク郊外で起きたポーランド空軍機墜落事故の追悼式典に向けた協力を仰ぐものとみられている。ポーランド各紙が伝えた。

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ポーランドのシュチェルスキ大統領府付大臣は、翌2020年1月に開催されるアウシュヴィッツ解放75周年に向けたイベントの招待状は「当然ながら、ロシアにも送られる」、と語っている。

「ロシアのプーチン大統領、またはメドベージェフ首相が来年1月にアウシュヴィッツを訪問することになれば、2020年4月にスモレンスクで予定しているイベントへの協力も期待できるだろう…。これがワルシャワとモスクワの関係を改善する糸口になればいいのだが」、とポーランド紙はシュチェルスキ大臣の発言を伝えた。

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所は第二次世界大戦中に最大級の犠牲者を出した強制収容所であり、今日ではナチス・ドイツが進めた絶滅政策(ホロコースト)の象徴となっている。この強制収容所では約140万の人が犠牲になったといわれており、そのうち約110万人がユダヤ人だった。強制収容所はソ連軍によって1945年1月27日に解放された。

また2010年、ポーランドのカチンスキ大統領を乗せた空軍機TU154はスモレンスク北飛行場への着陸時に墜落。機内にいた乗員乗客96人、全員が死亡した大惨事は未だにポーランド国民の記憶に深い傷を残している。

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