日本は交流年の伝統を継続する方法を考えている

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2018年6月に始まった初めての日露交流年は、残念ながら、まもなく終わりを迎える。交流年の成果の一つは、日本文化の様々な面に対するロシア人の関心が大きく高まったことである。とりわけ、国際社会の重要な一部であり、地球の文化・自然遺産である日本を鏡のように反映した写真はいつもロシア人の注目を集めている。そのため「桜の枝」プロジェクトの一環で開催された写真家・三好和義の写真展「世界遺産:日本」は来場者の大きな関心を集めた。スプートニクの記事でこのイベントをご紹介する。

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写真展は、ロシア人とモスクワ在住日本人によって作り上げられたコンサートの一環で行われた。琴、ピアノ、バヤン、グースリの生演奏があり、モスクワのアンサンブル「花の奇跡」が日本の民踊を披露し、後閑 理恵(ソプラノ)とクセーニヤ・プリンコワ(伴奏)のデュエット「Kokoro」がロシアと日本の歌を完璧に歌い上げ、観客を魅了した。モスクワ・ジャパンクラブの岡田邦生事務局長はオペラのアリアやロシアの歌曲を披露した。岡田氏が、日露戦争中の1905年に島根県江津町の住民がロシア船「イルティシュ」の船員を救助した歴史を描いた歌「イルティシュ」を歌ったときには、ホールに歓喜があふれた。

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イベントを訪れた観客の一人であるリディアが印象を語ってくれた。「素晴らしいイベントでした!こんなに短い時間で大規模な日本文化フェスティバルを体験できました。日本の有名な写真家の作品に、オペラに、ダンスに、詩に、映画、そして現代音楽です。他では見られない素晴らしいものでした!」

在ロシア日本大使館の山本敏生公使広報文化部長によると、交流年の開始からこれまでに(つまり2018年6月以降)で、500以上のイベントがロシアで開催され、100万人以上がこれを訪れたという。山本氏はスプートニクのインタビューで、日本はすでに交流年の伝統をどのように継続していくかを考えていると語った。

「ものすごく良かったです。これだけ日本の芸術家の方々とロシアの芸術家の方々が楽しく共演しているというのは非常にいいことだと思いますし、まさにそれが、ある意味で日露交流年の目的でもありますので、今日は非常に良いものを見させてもらいました。日露交流年をやる上で、どうやって継続性を保つかをずっと考えて来ました。これが一回限りの花火で終わるのではなく、どうやって継続するのかをずっと考えてきましたので、まもなく何か新しいイニシアチブを皆さんにお示しすることができると思います。皆、一生懸命、できるだけ本物の日本を皆さんにお示しできるように頑張ったのだと思います」。

日露交流年のその他のイベントについては、こちらでお読みいただける。

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