米農家の男性、機械から抜けなくなった自分の足を切断 折りたたみ式ナイフで【写真】

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米ネブラスカ州に住む農家の男性が4月末、機械の中にはまった自分の足の一部を、生き延びるために自ら切断するという出来事があった。米NBCニュースが14日に伝えた。

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NBCニュースによると、この男性はカート・ケイザーさん(63)。同州ペンダーにある農場でホッパー(じょうご形の大型機械)を使ってトウモロコシを移し替えていた際、作動中のホッパーの中に左足がはまり込んでしまった。事故当時、自宅に家族はおらず、他人による助けを期待することにも意味はないと分かっていたという。

ケイザーさんは抜け出そうと試みたものの、どうしようもなかった。そこでポケットから折りたたみ式ナイフを取り出し、機械にはまり込んでいた左足の一部を切断。「結局、私は脱出し、家のほうへ這って行き始めた」という。ケイザーさんは45メートルの距離を克服し、救急隊を呼んだ。病院への搬送は間に合った。

医師らによる観察のもとで数週間を過ごした後、ケイザーさんは5月10日に退院。本人の話によると、回復の過程は苦痛を伴うものになっているという。医師らは、義足のお陰でケイザーさんが歩けるようになると結論づけている。ケイザーさんは記者らとのインタビューで、極端な手段に踏み切った理由として、強情な性格と生き延びることへの願望を挙げている。

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