オマーン湾のタンカー攻撃、火災は完全に消火 原油流出は確認されず

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中東のオマーン湾で13日に攻撃を受けたタンカー「フロント・アルタイル」を所有する海運会社フロントラインの代表者は14日、スプートニクに対し、攻撃の結果同タンカーで発生した火災が同日までに消し止められ、同タンカーが現在、安定した状態にあると明らかにした。

スプートニク日本

同社のアリソン・カバー氏は「フロント・アルタイルの火災は未明に消し止められ、現在は(船体)表面の冷却が続いている。タンカーは安定した状態にある」と述べている。原油による海水の汚染に関する報告については、依然入って来ていないという。

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イランとアラブ諸国のメディアは6月13日、オマーン湾で2隻の石油タンカー「フロント・アルタイル」「コクカ・カレイジャス」に対し攻撃が行われたと報道。一部の情報によると、魚雷による攻撃が行われ、その結果2隻の船上では爆発と火災が発生したという。一方、爆発と火災の原因となったのが実際に魚雷攻撃だったことを公式に確認する情報はない。2隻の乗組員らは全員救助され、イラン国内に避難した。

米国は今回の攻撃について、イランが実行したものだとして非難した一方で、具体的な証拠は示していない。これに対してイランのザリフ外相は、タンカーへの攻撃に同国が関与したとする米側による非難について、根拠のないものだと述べている。

ロシアのリャプコフ外務次官は、今回のタンカーを巡る事案に関する罪をイランに着せようとする試みが行われる可能性についてロシアは注意を促すと述べた上で、今回の事案を情勢の緊張を高める目的で利用しないよう呼びかけている。

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