「韓国は中国の方を向く」日本の韓国への輸出規制について中国の専門家がコメント

© 写真 : Kagenmi日本と韓国
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7月4日、日本は韓国への輸出規制を強化した。韓国政府はWTOへの提訴も辞さないと日本を脅し、日本に対して制裁返しをする可能性をちらつかせている。中国国際問題研究院・世界経済発展研究所の姜躍春所長は、日本は半導体材料の韓国への輸出規制を強化することによって、中国―日本―韓国という生産チェーンを破壊し、むしろ韓国が、中国を含む新しい仕入先を探し始めることになってしまうと指摘している。

「日本が半導体材料の輸出規制をしたことは、韓国が、商品の鍵となるようなテクノロジー、原料、部品などの開発を独自で進める後押しをすることになるはずだ。しかし、開発には長い時間がかかるので、韓国は何よりもまず、日本製品の代替となるものを提供してくれる国を探すことになるだろう。例えば、有機ELディスプレイ(OLED )製造で成果を挙げている中国メーカーはたくさんある。なので、韓国が中国の方を向く、という可能性はとても高い。」

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姜氏はさらに、日本経済はもともと輸出に頼っていると指摘している。

「今回日本が発動した制裁というのは、とても珍しい規模のもので、歴史的にみてもこれまでなかった。日本は常に、中国―日本―韓国という生産チェーンは、何かの外的要因で壊されることがあってはならないという意見を守ってきた。だから、日本が自らの意思でこのようなことをするのは政治的内幕という要因があったことは間違いない。私が思うには、これは7月の参議院選挙に向けた安倍首相の選挙運動の一部だ。安倍氏はこのことによって、日本国民に、自分の肯定的なイメージを形成しようとしているのだろう。」

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