トランプ氏は「無能」など　英大使の機密電報がリーク

英国の駐米大使は本国へ送った機密電報で、トランプ米大統領を「不適任」「無能」「自信がない」と酷評していたことが明らかになった。英紙デイリー・メールと米ＣＮＮが報じた。

電報について先に報じたのはデイリー・メール。ＣＮＮは英政府筋に内容を確認した。

電報は2017年から現在に至るまで送られており、内容はトランプ氏の外交政策から2020年の再選計画まで多岐にわたる。

デイリー・メールはある電報を紹介し、「私たちはこの（トランプ）政権が大きく正常になり、機能不全、予測不可能性、党派分裂の度合い、外交的不器用さ、無能さが改善されるとは信じていない」と報じた。

ＣＮＮによると、ホワイトハウスはコメントを控えた。

トランプ米大統領は頻繁に酷評を受けている。中央情報局（CIA）元長官はトランプ氏について「一時的な錯乱」だと評し、米上院議員のバーニー・サンダース氏は「人種差別主義者で性差別主義者、外国人嫌い、そして詐欺師だ」と批判した。